2010年05月09日

“ユニット型特養”が家庭的なのではないい。

我が家はただいま新築中である。ほぼ毎日現場に足を運び、ちょっとずつ家が仕上がっていく様子を見るのが、なによりの楽しみである。数年前に読んだ「建築バカボンド」という本を読み返してみて、家について、住む・暮らすということについて、改めて考えてみた。空間とはなんだろうか。豊かな空間っていうふうに使うけど…著者の建築家岡村泰之は「建築の空間とは、自然や街やひいては社会へのつながりと大きな関係がある。そして、そんな空間は住む人の気持を必ず豊かにしてくれるもの」だと言います。これぞ空間だ!というようにはっきりわかったわけではないが、なんとなくわかるような気がする。この空間というものを考えるとき、私はいつも自分が勤務するユニット型の特養を思い出す。“家庭的な雰囲気”“暮らし”を重視した施設である。夜勤中、全然寝ないじいさんがいて、私はそのじいさんの代わりにベッドに仰向けに寝てみたことがある。そこから見えるものは、ただただ真っ白な天井と壁ばかりで、胸が締めつけられるような寂しさを感じた。そこにあるのは、空間などではなく、空白・虚無であった。全室個室、リビング、キッチン、10人単位の生活、それが家庭的なのか?家庭とは一体何なのか?認知症のばあちゃんが、家帰りたいと言って泣くと、私まで家が恋しくて泣きたくなってくる。長時間一人で無機質な施設にいると、神経が本当に参る。「あたしも家帰りた〜い」と言ってメソメソすると、ばあちゃんがなぐさめてくれる。老人ホームこそ、入居者にとっても、職員にとっても豊かな空間が必要なのである。
建ナビネット-新築一戸建て注文住宅を建てる,安心住宅保証機構の安心建設会社安心工務店検索情報サイト
ビジネスマンのバイブル!必読書!『週刊ダイヤモンド』 ★最新号が送料無料★
にほんブログ村 その他生活ブログへ
にほんブログ村
posted by ゴブリン at 21:47| Comment(0) | 新築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。