2011年02月01日

若者の草食化は年寄りのせいじゃないだろ

「日本の若者は金持ちになれない」という風刺コラムが、NYタイムズに掲載されたそうだ。既得権者が自分たちの競争相手となり得る若い世代をよしとしない風潮があるからで、高齢者に莫大な賃金を払い続け、そのしわ寄せが若者にきているのだ、と言う。これは、日本国内でもよく言われていることだ。世代間格差というのか?このような側面は確実にある。だが、それほど単純なことなのだろうか。高齢者対若者?すべての高齢者がそれほどすばらしい既得権益を有しているのか?すべての若者が草食化していてそれは年寄りのせいなのか?勧善懲悪は明快でわかりやすいが、無理がある。様々な統計上で、年寄りがずいぶん得をしているなぁとは思う。だが、実際はどうなんだろう?私は特養に勤務しているが、利用者の誰一人として若者よりも得をしているとは思えない。利用者の中には、けっこうな額の年金をもらっている人がいる。彼らはそのお金を自由に使っているか?下着やタオルといった日常生活に必要なものにも事欠くというのが現状だ。お金は確かにあるのだろう。だがそのお金を使っているのは誰なんだ?少しでも自分たちのものにしたくて出し渋っているのは誰だ?たくさんの年金をもらってたって、自分のために使ってないよ。子どもに使ってる人がほとんどだよ。つまり、年寄りのお金を若者が使ってるんだよ。問題はこれじゃないか。若者たちがかわいそうだと言うんなら、これがそうだよ。自ら勝ち取ろう、掴もうとせず、他人のおこぼれにすがっているってことだよ。年寄りが悪いって言うんなら、確実に悪いところがある。若い世代に対して、真剣に教育を施さなかったってことだ。誰も若者の将来を真剣に憂慮せず、その場限りの、自分さえよければの自分かわいさででしのいできたのだ。年寄りの罪はこれだ。NYタイムズだかなんだか知らないが、ロッキーじゃないんだから、なんでも単純に結論づけるんじゃないよ!
posted by ゴブリン at 08:42| Comment(0) | 新聞・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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