2010年09月24日

今夜も月がでている

墨のような雲が月の前を流れていた。昨夜は知人のお通夜であった。身内以外の葬儀に出席したことのないだんなと私は勝手がわからずもたついていた。直前になって香典を思い出し、会場に向かう途中のコンビニで封筒を買って店でお金を包んだ。人が亡くなるとこういった実用面でもたつくことが多い。ぼんやりと悲しみや途方に暮れるひまもなく取り急ぎやらねばならないことが多い。親族や関係者が一息つけるのは四十九日が済んだあたりだろうか。忙しさにまぎれながらも、「ああ、月がでているな、中秋の名月か」とぼんやり思った。輝くような白い月ではなく、故人を悼む憂いのある月であった。祭壇に飾られた写真は若く元気そうで、とても81歳には見えずだんなと二人で「60歳くらいのときのかな」などと言い合っていた。そんなはずはなく、昨年の写真であった。不思議である。次の日は仕事で葬儀に出席できないだんなが、最後にひと目会いたい、別れの挨拶をしたいと無理を言って棺のある控室に案内してもらった。癌であったためかひどくやせてはいたが、やはりとても若く見えた。自分は損をしてでも他の人のために尽くす侠気(おとこぎ)のある人であったとのこと。お世話になっていながら、その方の生涯についてあまり知らずにいた。いつも気にかけてもらい当然のように好意を受けてきた。亡くなって初めてありがたさに気付くというのはあまりにも遅すぎる。遅きに失するとはまさにこのことである。日頃会社や政府の後手後手を批判しているが、自分はどうだ。感謝を表すべき人はすでに故人ではないか。月を見ればもの思う。ものを思えば煩わしい、だから月など見ない、と言ったのは誰だったか。今夜も流れる黒い雲の間から月が見える。
posted by ゴブリン at 21:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

ジャズとは若い女とおじさんのすなるものか?

去年のこの時期たしかシルバーウィークとかいってたような。今年は全く聞かないな。不評だったのか?敬老の日を含んだこの連休、シルバーにピッタリじゃないか。今年2回目となる金沢ジャズストリートへ行ってみたが、お客さんはシルバーがほとんどだったよ。若い人がいないわけでもないのだが、圧倒的に中高年が多かった。50代〜70代?ぐらいの人たちだ。もしかしてこの歳はまだシルバーって言わない?失礼しました。去年尾山神社で聴いたライブがすごく楽しかったので、夜勤明けではありましたが、少し昼寝をした後出かけました。なんか飲もうと思い屋台へ行くが、メニューを見るとビールの他に3種類のカクテルがあり、ビーバップ、ディキシー、スィングとなっている。どれがビーバップでなにがディキシーでどんな味のがスィングなのか全然わかりません!5分ほど屋台の前で眺めてからようやく日本酒の入ったロングカクテル“ビーバップ”を注文しました。去年はウォッカトニックとかジントニックとかわかりやすいやつだったんですが、今年はおしゃれにひねったわけですな。でもお客さんはみんな「青いやつ(ディキシーのこと)ちょうだい!」「お抹茶入ったやつ(ビーバップのこと)!」って注文してました。さてさて、ジャズの演奏ですが、私はジャズのことは全くわからずオンチなのでただただ楽しかったです。たくさんの楽器があり大勢でやっているビッグバンドっていうのはホントに楽しいです。ソロがあり曲のなかで個人が注目されるというのもなかなかステキです。トリを飾った石川ジャズ・オーケストラ・ピラミッドの演奏はとってもよかったです。ピラミッドの演奏は何度か聴いたことがあるのですが、この人たちはいつも楽しそうです!ジャズ好きの人たちが集まってやっている社会人バンドですが、うらやまし〜くなるほどみんな楽しそうです!メンバーはMCをつとめたベースのおねえさんの紹介によるとおねえさんからおじさんまで、というよりおねえさんとおじさんだそうです。ジャズとは若い女と中高年の男のすなるものか?若い男とおばさんは何をしているのだ?ラブか?……  ともかく楽しい3日間でした。
posted by ゴブリン at 07:35| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月16日

介護バカの底力

介護バカの集い。これはぜひ行ってみなければ。誰が名付けたか知らないが、いいタイトルだね。バカになりきれないヘタレな私は、このタイトルに惹かれてふらふらと広島くんだりまで12時間もかけて行っちゃったよ。会場のライブハウスは超満員だった。あとで主催者の一人玄玄さんのホームページを見ると、150人来てたそうだ。ライブの後近くのデイサービスに場を移して朝まで語り合ったのだが、ここも80人は来ていたとのこと。トークライブの出演者は、小規模のデイサービスを運営している人たちである。宅老所ってやつだな。実は私はこのデイサービスというのをよく知らない。ヘルパー1級の講習を受けたときに実習で行ったことがあるだけだ。入浴がかなり体力的にきついのと、レクがしょぼいという印象しかない。保育所の老人版か、子ども騙しならぬ老人騙しだな、なんて思っていた。介護の仕事は今のユニット型特養がはじめてである。他を知らないので、疑問に思うことやなんかおかしいなと思うことはあるが、そんなもんかといった気もしていた。知らないというのは恐ろしい。今回恐るべし介護バカ7人の話を聞き、正直頭を抱えた。私は介護業界の未来は明るくないと踏んでいる。それはこのトークライブが終った今だって変わらない。業界全体は決して明るくはない。だがそれがどうした?ってかんじだ。私が日頃イライラと焦燥感に苛まれているのは、介護業界に未来がないからではない。自分に未来がないからだ。介護バカにあって自分にないものがはっきりとわかり凹んでいる。私には腹をくくるという覚悟がない。なにかいつも保険をかけているようなかんじだ。私にはできない。漠然とそう感じ、倦怠感に浸っている。バカになりきれない人間の生きる道はどこかにあるだろうか。
ラベル:介護
posted by ゴブリン at 22:48| Comment(0) | 介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月10日

日刊ゲンダイは下品で面白い

うちのだんなは小沢好きである。なので日刊ゲンダイば〜っかり買ってくる。恐ろしく偏った新聞だが、中立を装っている他の新聞よりは極端ゆえに面白い。今日もその辺に放ってあったので、拾って読んでみた。4ページに佐藤優氏の特別寄稿がのっていた。「私は小沢一郎を支持する。菅こそ排除すべき」という内容なのだが、菅のキンタマをなんとかって下品なことが書いてあってびっくりした。佐藤氏でも日刊ゲンダイに寄稿となると、こんなかんじなのかと、なんかおかしくも嬉しかった。勢いで書いたようなかんじがでてるのもいい。品のよい人には堪えられない新聞かもしれないが、品性のなんたるかもわからない私には面白い。今、日垣隆の『手作り弁当を食べてる場合ですよ』という本を読んでいるのだが、これがまるで読者や世間にケンかを売ってるような調子なのだ。あとがきで、日刊ゲンダイと文藝春秋などに掲載された文章を元に、加筆、再構成となっているが、やはり日刊ゲンダイか!と思ってしまった。
 ところで、小沢一郎ってどんな人なんだろ?小沢が好きだと言う人をみると、政策がどうとかではなく、小沢が好きだから好きなんだよ、ってかんじがする。人望があるってことかな?すごい悪党面だけど…悪党面ではない悪党はいるが、悪党面で悪党ではないやつはいない、って誰の言葉だ?どっかで聞いたことがあるな。私は小沢を好きでも嫌いでもないが、菅の眠そうな顔はこっちまで眠くなるので困る。テレビで見るには悪党面のほうが目が覚めていいかも。
posted by ゴブリン at 17:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

若いねえちゃんかと思いきや…

すっかり秋である。台風のせいか日中も涼しく過ごしやすい。ひどい猛暑ではあったけど、それでも夏の終わりはなんとなく淋しい。今年の夏は思いがけない人に再会し、懐かしくも複雑な思いである。別れた元カレとかではない、念のため。お盆に母の実家であるばあちゃんちに行き、意外な人と再会した。ばあちゃんちはちょっと複雑な事情があり、現在ばあちゃんと孫であるのり君(出戻りの20代後半男)の二人暮らしである。ばあちゃんは80半ばで耳が遠い。長い間すごく元気で、自転車にのって畑に出たり、家事なんかもフツーにこなしていたが、じいちゃんが数年前に亡くなってからはだんだん弱ってきている。ごはんの支度もひどいのではないか、心配はしていた。訪問した当日、のり君が庭でバーベキューをするとかで、友だちが手伝いに来ていた。キッチンでは若い女の子が食事の準備をしていた。私はその子になんか見覚えがあった。高校のとき同じ部活にいた子とよく似ているのだ。だがあり得ない、そんなはずない。似ている人っているもんなんだなと自分に言いきかせた。しかし、やはり気になり、チラチラとその子を見ていた。ばあちゃんに聞くと、よくごはんの用意をしにきてくれるとのこと。のり君の彼女らしい。買い物から戻ってきたのり君に聞くと、「いや〜世話人ていうか…」つまり彼女だろ?とつっこもうと思った矢先、のり君が「ちえさん」と呼ぶではないか!!ちえならやっぱりあのちえではないか!!私が姓は?と勢い込んで聞くと、キッチンからちえが飛んできて、二人して「あああああああああーーーーっっっ」「なんでここにおるん?」「ここで何しとるん?」と大騒ぎである。ちえにしてみれば彼氏の家になんで私がいるのか!?だし私にしてみればなんでばあちゃんちに10年以上も会ってない同じ部活だったちえがいるのか!?だ。しかも同じ年齢なのに、若いおねえちゃんと勘違いしてしまった!(39歳ないしは40歳である!)だがちえは若かった…のり君が惹かれるのも無理ないかも、とも思った。しかし、まさかばあちゃんちでこんなびっくりさせられるなんて思ってもみなかったよ。私にとってこの夏最大、いや、今年最大のびっくりニュースである。
posted by ゴブリン at 12:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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